- スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
Nikon Z f ボディ ミラーレス一眼 フルサイズ ニコン
『Nikon Z f ボディ ミラーレス一眼 フルサイズ ニコン』スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
- スペック
- 特徴・機能
- 写真性能
- 動画性能
- オートフォーカス・AF
- 連射
- 口コミ・評判・レビュー
- どんな人におすすめ?
スペック
- メーカー: ニコン
- 品番: Z f ボディ
特徴・機能
ニコン「Z f」は、クラシカルなデザインと最新技術を融合させたフルサイズミラーレスカメラです。まず、このカメラはニコンの歴史的なモデル「FM2」にインスパイアされた外観を持ち、レトロな雰囲気を楽しみながら、現代の高度な撮影機能を活用できます。
このカメラは、有効画素数2450万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載し、画像処理エンジンにはフラッグシップモデル「Z 9」と同じ「EXPEED 7」を採用しています。そのため、高画質な写真や動画の撮影が可能で、特に6Kオーバーサンプリングによる高精細な4K UHD動画撮影にも対応しています。また、ISO感度は最大64000まで対応しており、暗い場所でもノイズを抑えた撮影ができます。
オートフォーカス機能も非常に優れており、人物や動物(犬や猫)、鳥、車、飛行機など9種類の被写体を検出できます。さらに、最大8段分のボディ内手ブレ補正機能が搭載されており、手持ち撮影でも安定した写真や動画が撮れます。これにより、夜景やスナップ写真などでもクリアな結果が得られます。
操作性にも工夫が施されています。3.2型バリアングル式タッチパネルモニターを採用しており、自由なアングルで撮影できるほか、縦位置撮影時には画面表示が自動で縦向きに切り替わるため、直感的に操作できます。また、「タッチFn」機能により、ファインダーを覗いたままフォーカスポイントの移動や設定変更が可能です。
さらに、このカメラは防塵・防滴性能も備えており、マグネシウム合金製のボディは軽量で頑丈です。寒冷地でも0℃まで動作保証されているため、アウトドアでの使用にも適しています。また、デュアルカードスロット(microSDとSDカード対応)を搭載しており、大量のデータ保存やバックアップも安心です。
動画性能も充実しており、「H.265 10bit」の内部記録に対応しているため、高品質な映像制作が可能です。さらに、「SnapBridge」アプリを使えば、スマートフォンやタブレットへの画像転送やリモート撮影も簡単に行えます。
写真性能
ニコン「Z f」は、写真性能において非常に優れた特徴を持つフルサイズミラーレスカメラです。有効画素数は約2450万画素のフルサイズセンサーを採用しており、最新の画像処理エンジン「EXPEED 7」を搭載しています。このエンジンは、上位機種である「Z 9」や「Z 8」と同じもので、高速な処理能力と高画質を実現しています。
画質については、解像感が高く、細かなディテールまでしっかりと描写できます。特に階調表現が豊かで、低感度から高感度まで幅広い撮影条件で美しい写真を撮ることができます。高感度性能も非常に優秀で、ISO 64000まで対応しており、暗い場所でもノイズを抑えたクリアな写真が得られます。
また、手ブレ補正機能も非常に強力で、最大8段分の補正効果があります。これにより、夜景や暗所での撮影でも安定した写真を撮影することが可能です。さらに、オートフォーカス機能は9種類の被写体検出に対応しており、人や動物、車両などを的確に捉えることができます。
連写性能も優れており、最大30コマ/秒の高速連続撮影が可能です。このスピードは動きの速い被写体を撮影する際に非常に役立ちます。また、「プリキャプチャー」機能により、シャッターを押す1秒前から記録できるため、大切な瞬間を逃しません。
操作性についても快適で、電源を入れるとすぐに撮影が開始できるレスポンスの良さがあります。設定変更も迅速に反映されるため、スムーズな撮影が可能です。この快適さは撮影のテンポを向上させる大きなポイントとなっています。
動画性能
このカメラは、動画撮影において非常に高い性能を持っています。まず、6Kの画像データをオーバーサンプリングして4K UHDに変換する技術を採用しており、非常にシャープで高解像度な映像を撮影できます。この技術により、臨場感のある映像表現が可能です。
また、4K UHDでは最大60pまでのフレームレートで撮影ができ、動きのある被写体やスローモーション映像も美しく記録できます。さらに、フルHDでは120pまで対応しており、滑らかなスローモーション動画も撮影可能です。動画記録時間は最長125分となっており、長時間の撮影にも対応しています。
カメラ内でH.265形式の10bit記録が可能で、外部レコーダーを使わずに本格的な動画制作ができます。また、SDRだけでなくN-LogやHLGといったプロフェッショナルな色調整が可能なフォーマットにも対応しており、ポストプロダクションでの編集にも適しています。
手ブレ補正についても優れており、5軸補正のボディ内手ブレ補正機能を搭載しています。これにより、手持ち撮影でも滑らかで安定した映像を得ることができます。さらに電子手ブレ補正との併用で、歩きながらの撮影でも高い安定性を実現します。
露出制御も細かく設定できるため、明るさが変化するシーンでも自然な映像を撮影できます。特にISO感度は1/6ステップで調整可能であり、暗い場所から明るい場所への移動時でも滑らかな露出変化が可能です。
操作性
シャッタースピードやISO感度を調整するダイヤルは真鍮製で、手触りが良く、操作するたびに心地よいクリック感を味わえます。このダイヤル操作は、撮影の楽しさを引き立てる要素となっています。また、バリアングル式のモニターは縦位置撮影や自撮りにも便利で、直感的な操作を可能にしています。
さらに、「タッチFn」機能が搭載されており、ファインダーを覗きながらモニターをタッチしてフォーカスポイントを移動したり設定を変更したりすることができます。この機能により、速写性が向上し、スムーズな撮影が可能です。また、軽量なボディ設計により取り回しがしやすく、日常使いや旅先での撮影にも適しています。
一方で、一部の操作性には改善の余地があります。例えば、フロントコマンドダイヤルはクリック感が強く、高い抵抗感があるため素早い操作には向いていない場合があります。また、ISO感度ダイヤルには「A」ポジションがなく、設定変更時に素早さを求めるユーザーには不便と感じられることもあります。さらに、ジョイスティックが非搭載であるため、フォーカスポイントの移動などでストレスを感じる場合もあります。
オートフォーカス・AF
このカメラには、最新のハイブリッドAFシステムが搭載されており、位相差AFとコントラストAFを組み合わせた方式を採用しています。これにより、静止画や動画のどちらでも高精度なピント合わせが可能です。また、暗い場所でも-10EVまで対応するため、夜間撮影でもしっかりと被写体を捉えることができます。
フォーカスポイントは273点あり、広範囲でピントを合わせることができます。さらに、AFエリアモードには「ピンポイントAF」「シングルポイントAF」「ダイナミックAF」「ワイドエリアAF」「オートエリアAF」など多彩な設定が用意されており、撮影シーンに応じて柔軟に使い分けることができます。特に3D-トラッキング機能は動く被写体を追尾するのに便利です。
被写体認識機能も搭載されており、人や動物などを自動で検出してピントを合わせることが可能です。この機能は後ろ向きの人物にも対応しており、ポートレート撮影や子供の写真撮影などで非常に役立ちます。また、マニュアルフォーカス時でも被写体検出が可能で、瞳に自動でピントを合わせることができるため、MFレンズ使用時でも快適な撮影が行えます。
さらに、「フォーカスポイントVR」という技術も採用されています。この機能は画像の中心ではなくフォーカスポイント付近の手ブレを抑制するもので、特に周辺部に被写体を配置した場合でもブレを軽減し、スローシャッター時の撮影をサポートします。
連射
低速連写では、1秒間に約1~7コマの速度で撮影できます。このモードは、撮影速度を細かく調整できるため、動きが少ない被写体やゆっくりした動きを捉えるのに適しています。一方、高速連写では、1秒間に約7.8コマの速度で撮影可能です。さらに、高速連写(拡張)モードを使用すると、最大で14コマ/秒の撮影が可能です。このモードは、動きの速い被写体を撮影する際に役立ちます。
また、「ハイスピードフレームキャプチャー+(C30)」という特別なモードでは、JPEG形式で最大30コマ/秒の高速連写が可能です。このモードは、特定の条件下で使用されるもので、非常に速い動きを捉える際に有効です。
口コミ・評判・レビュー
見た目や質感については、真鍮製のダイヤルや厚塗りの半艶塗装が特徴的で、「所有する喜び」を感じられるとの声が多くあります。クラシカルな外観はフィルムカメラを彷彿とさせ、張り革のカラー変更が可能な点もユーザーから好評です。
操作性については、シャッタースピードダイヤルやISOダイヤルの使いやすさが評価されています。また、真鍮製ダイヤルの「カチカチ」という感触が心地よく、撮影する楽しさを高めるとの意見も見られます。一方で、グリップについては賛否が分かれており、「控えめながらもホールド感がある」とする意見と、「片手で持つには握力が必要」と感じる意見があります。特に大きなレンズを装着した場合には、後付けのグリップが必要と感じる人もいるようです。
性能面では、オートフォーカスの向上や8段分のボディ内手ぶれ補正が高く評価されています。この手ぶれ補正機能により、夜景や滝などの撮影でも安心して手持ち撮影が可能です。また、滑らかな階調表現やモノクロ設定の簡便さも、多くのユーザーにとって魅力的なポイントとなっています。
一方で、重量に関しては「重い」と感じるユーザーもおり、携帯性には若干の課題があると言えます。また、昔のニコンレンズを使用する際にはマウントアダプターが必要で、それによる不便さを指摘する声もあります。さらに、ユーザーセッティングモードがない点を惜しいとする意見もありました。
どんな人におすすめ?
クラシックな外観やデザインに魅力を感じる人にぴったりです。Z fは、見た目の美しさだけでなく、触り心地や操作感にもこだわっています。そのため、カメラを「持つ喜び」を大切にする方には最適です。また、真鍮製のダイヤルや人工皮革の質感など、高級感がある仕上がりが特徴です。
次に、写真撮影を楽しみながらも高性能な機能を求める人にも向いています。Z fは強力な手ぶれ補正機能や被写体検知オートフォーカスなどを搭載しており、初心者から上級者まで幅広く使える性能を持っています。特に夜景や暗い場所での撮影が多い方には、その手ぶれ補正が大きな助けとなるでしょう。
さらに、フルサイズセンサーを活かした高画質な写真を求める人にもおすすめです。他のAPS-Cセンサー搭載カメラとは異なり、フルサイズならではの画質やボケ味を楽しむことができます。
ただし、このカメラは比較的重い(約710g)ため、小型軽量を重視する方や気軽に持ち運びたい方には向いていないかもしれません。また、価格も高めなので、コストパフォーマンスを重視する方には別の選択肢が良いでしょう。
Nikon Z f ボディ ミラーレス一眼 フルサイズ ニコン