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『Nikon D2X BODY』フラッグシップの風格【口コミ・評判・レビュー】

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  • スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、バッテリー・電池の持ち、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?

Nikon D2X BODY (1240万画素)
目次

『Nikon D2X BODY』スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、バッテリー・電池の持ち、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?

ポイント
  • スペック
  • 特徴・機能
  • 写真性能
  • 動画性能
  • オートフォーカス・AF
  • 連射
  • バッテリー
  • 口コミ・評判・レビュー
  • どんな人におすすめ?

スペック

  • メーカーはニコンです。
  • 品番は「D2X BODY」です。

特徴・機能

Nikon D2Xは、2005年1月に発売されたプロ向けのデジタル一眼レフカメラです。このカメラは、高画質と高性能を兼ね備え、多くの写真家に支持されました。以下、その特徴や機能について分かりやすく説明します。
このカメラの有効画素数は1240万画素で、APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載しています。このセンサーは、広いダイナミックレンジを持ち、細部まで美しく描写することができます。また、通常モードでは最大5コマ/秒の連写が可能で、「クロップ高速モード」を使用すると最大8コマ/秒の高速連写が可能です。このモードでは撮影範囲が狭くなりますが、スポーツや動きの速い被写体を撮る際に非常に便利です。
ISO感度は100から800まで対応しており、暗い場所でも十分な性能を発揮します。また、ISO800を超える設定も可能で、増感によってさらに明るい写真を撮ることができます。シャッタースピードは1/8000秒から30秒まで調整でき、さまざまな撮影条件に対応します。
ファインダーは視野率100%を実現しており、撮影者が見たままの構図で写真を撮ることができます。さらに、11点のオートフォーカスシステムを搭載しており、被写体を正確に捉えることができます。このAFシステムは動く被写体にも強く、多様なシーンで活躍します。
本体はマグネシウム合金製で、防塵・防滴性能が高く設計されています。そのため、屋外や過酷な環境下でも安心して使用できます。また、人間工学に基づいたデザインにより、長時間の撮影でも疲れにくい作りになっています。
記録形式としてはJPEGとRAWに対応し、RAW+JPEGでの同時記録も可能です。これにより、高画質な画像編集と手軽な共有の両方が楽しめます。また、2.5インチの液晶ディスプレイを搭載しており、撮った写真をその場で確認することができます。
電源には専用リチウムイオンバッテリー(EN-EL4)を使用し、一回の充電で長時間の撮影が可能です。また、USB 2.0ポートや別売りワイヤレストランスミッターにも対応しており、データ転送やリモート操作もスムーズです。

写真性能

Nikon D2Xは、写真性能において非常に優れた一眼レフカメラです。このカメラは、有効画素数1240万画素のCMOSセンサーを搭載しており、細かいディテールや鮮やかな色彩を忠実に再現できます。また、センサーにはローパスフィルターが最適化されており、偽色やモアレを軽減することで、よりクリアで美しい画像を撮影できます。
高速連写性能も特徴的で、通常時は毎秒5コマの撮影が可能ですが、高速クロップモードでは毎秒8コマまで対応します。この機能により、スポーツや動きの速い被写体も快適に撮影できます。
オートフォーカス性能も高く、11点AFシステムを搭載しており、そのうち9点が高精度なクロスセンサーです。これにより、暗い環境でも正確なピント合わせが可能です。また、3Dカラーマトリックス測光IIが採用されており、どのような照明条件でも最適な露出を実現します。
さらに、大きく明るいビューファインダーは視野率約100%を誇り、構図確認がしやすく、夜景撮影などでもイメージ通りの写真を撮ることができます。液晶モニターも高精細で視認性が良く、長時間使用しても目に優しい設計となっています。
ISO感度は100~800で設定可能で、増感することでさらに高い感度にも対応します。ただし、高感度時にはノイズが増えるため、その点は注意が必要です。

動画性能

Nikon D2Xは、2005年に発売されたデジタル一眼レフカメラですが、動画撮影機能は搭載されていません。このカメラは写真撮影に特化しており、静止画の高画質な撮影を目的としています。

操作性

このカメラは、操作性の高さが多くのユーザーから評価されています。D2Xでは、よく使う設定項目がそれぞれ専用のボタンで操作できるため、撮影中に素早く設定を変更することができます。特に、ファインダーを覗きながらでも「撮影モード」や「露出補正」、「クロップ切り替え」などの操作が可能で、スムーズな撮影体験を提供します。また、ボタンやダイヤルの配置が直感的で、手が自然に覚えるような設計になっています。
フォーカスエリアの選択も簡単で、十字キーを使って希望の位置にすばやく移動できます。このキーは誤操作が少なく、正確なエリア選択ができる点で優れています。また、AFエリアモードセレクトダイヤルを使えば、切り替えたい位置にすぐに動かせるため、効率的な操作が可能です。
さらに、本体上部には大型液晶パネルがあり、必要な情報を一目で確認できます。このパネルには撮影枚数や残り枚数などが常時表示されており、プロ仕様として便利な機能です。初期設定ボタンや再生・削除ボタンも背面に配置されており、基本的な操作が簡単に行えます。
ただし、一部のユーザーからは縦グリップ部分のAF-ONボタンの位置について改善の余地があるとの意見もあります。親指の位置にもう少し近ければより使いやすいと感じる場面もあるようです。

オートフォーカス・AF

D2Xのオートフォーカスは、TTL位相差検出方式を採用しています。これは、カメラ内の専用センサーが被写体までの距離を正確に測定し、高速でピントを合わせる仕組みです。このセンサーには「マルチCAM2000オートフォーカスモジュール」が使われており、暗い環境でも-1EVから+19EVの範囲で動作します。
フォーカスエリアは全部で11箇所あり、そのうち9箇所は精度の高いクロスセンサーが配置されています。このクロスセンサーは、縦方向と横方向の両方でピントを検出できるため、より正確な合焦が可能です。また、撮影時にはこれらのフォーカスエリアから1箇所または複数箇所を選択することができます。
オートフォーカスには「シングルAFサーボ(AF-S)」と「コンティニュアスAFサーボ(AF-C)」の2種類があります。AF-Sは静止している被写体に適しており、ピントが合うとシャッターが切れる仕組みになっています。一方、AF-Cは動く被写体に適しており、ピントを追従し続けることができます。さらに、被写体の動きに応じて自動的に予測駆動フォーカスに切り替わる機能も備えています。
AFエリアモードとしては、「シングルエリアAFモード」「ダイナミックAFモード」「グループダイナミックAFモード」「至近優先ダイナミックAFモード」が用意されています。シングルエリアAFモードでは特定のエリアにピントを固定しやすく、ダイナミックAFモードでは被写体が移動しても追尾できます。グループダイナミックAFモードでは複数のフォーカスエリアで広範囲をカバーし、至近優先ダイナミックAFモードでは最も近い被写体に自動的にピントを合わせます。
また、AE/AFロックボタンやシャッターボタン半押しによってフォーカスロックが可能です。この機能を使うと、一度ピントを固定した後でも構図を変えることができます。
これらの機能により、Nikon D2Xは静止画から動きのある被写体まで幅広い撮影シーンで活躍することができます。

連射

このカメラは、通常撮影時に秒間5コマの連写が可能です。また、「クロップ高速機能」を使うことで、撮像素子の中央部分を680万画素に切り出し、秒間8コマの高速連写を実現します。このクロップ高速機能を使うと、画角が焦点距離の約2倍相当になります。
さらに、D2Xは新しい画像処理エンジンや大容量バッファメモリを搭載しており、JPEGやRAW形式での連写性能を向上させています。このため、高速な動きの被写体を撮影する際にも十分な性能を発揮します。
このように、Nikon D2Xは通常の秒間5コマと、クロップ高速時の秒間8コマという2つの連写モードを備えたカメラです。動きの速い被写体を撮影する際に非常に便利な機能となっています。

バッテリー・電池の持ち

Nikon D2Xのバッテリー「EN-EL4a」は、非常に信頼性が高く、長時間の撮影にも対応する性能を持っています。フル充電した状態で、撮影条件によりますが、約1,000枚から4,000枚程度の写真撮影が可能です。この幅は、使用する設定や撮影スタイルによって変わります。例えば、頻繁にモニターを使用したり、連写を多用する場合は消耗が早くなることがあります。
また、バッテリーの劣化については、充放電の回数や使用頻度に依存します。一般的には、500~1,000回程度の充電サイクルで性能が低下し始めると言われていますが、Nikon D2Xのバッテリーは比較的劣化が遅いと評判です。実際に数年間使用しても劣化度が低いという報告もあります。
さらに、D2Xのバッテリーは極端な気象条件でも安定して動作するよう設計されており、高い耐久性を誇ります。一部のユーザーは、一度の充電で最大4,000枚近く撮影できた経験を述べています。ただし、このようなケースは稀であり、多くの場合は1,500~2,000枚程度が現実的な目安とされています。

口コミ・評判・レビュー

デザインについては「プロ用らしい機能的なデザイン」として高く評価されています。特にグリップの持ちやすさが好評で、大口径レンズを装着しても安定感があるとの声が多いです。
画質に関しては、12.4メガピクセルのセンサーが当時としては高性能で、色彩表現も美しいとされています。ただし、高感度撮影ではノイズが気になる場合があり、晴天時には白飛びに注意が必要との意見もあります。それでも、画像編集ソフトを使うことで大幅に改善できると指摘されています。
操作性は非常に良好で、直感的なメニュー配置やボタン配置が使いやすいと評判です。特にファインダーの見やすさやシャッター音の心地よさが、写真撮影を楽しくしてくれるとのコメントがあります。また、バッテリー性能も優れており、長時間の撮影でも安心して使えると多くのユーザーが述べています。
一方で、液晶モニターについては「見えにくい」との声がありました。しかし、多くのユーザーはこれを「ピント確認用」と割り切って使用しているようです。また、携帯性については「かさばる」という意見があるものの、「見た目より軽いので問題ない」とする声もあります。
特筆すべきは「クロップ高速」機能で、この機能を使うことで秒間8コマの連写が可能になり、スポーツや動物撮影など動きの速い被写体にも対応できる点が評価されています。さらに、防塵・防滴設計であるため、過酷な環境下でも安心して使用できるという意見もあります。

どんな人におすすめ?

Nikon D2Xは、特に写真撮影にこだわりを持つ中級者から上級者の方におすすめのカメラです。このカメラは、プロ仕様の性能を持ちながらも、使い込むほどにその良さを実感できるモデルです。
まず、D2Xは高い画質と立体感のある写真が撮れる点が魅力です。特に、銀塩カメラに近い色合いやコントラストの抑えられた自然な画作りが特徴で、派手すぎない落ち着いた仕上がりを求める方に向いています。また、撮影後のレタッチにも適しており、自分好みの写真を作りたい方には最適です。
操作性も非常に優れており、直感的に扱えるボタン配置や設定メニューが特徴です。これにより、スムーズな操作が可能で、撮影時のストレスを軽減します。さらにバッテリーの持ちも良く、長時間の撮影にも対応できるため、本格的な撮影を楽しみたい方にぴったりです。
ただし、本体はやや重く大きいため、携帯性を重視する方には向かないかもしれません。しかし、その重量感はしっかりとしたホールド感につながっており、安定した撮影が可能です。このため、風景写真やスタジオでのポートレート撮影など、じっくりと構図を考えて撮影する場面で力を発揮します。


Nikon D2X BODY (1240万画素)
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