- スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、バッテリー・電池の持ち、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS70D ボディ ブラック EOS70D
カメラ『Canon EOS70D』スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、バッテリー・電池の持ち、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
- スペック
- 特徴・機能
- 写真性能
- 動画性能
- オートフォーカス・AF
- 連射
- バッテリー
- 口コミ・評判・レビュー
- どんな人におすすめ?
スペック
- メーカーはキヤノンです。
- 品番はEOS 70Dです。
特徴・機能
Canon EOS 70Dは、2013年8月に発売されたデジタル一眼レフカメラです。このカメラは、初心者から一歩進んだ写真撮影を楽しみたい人や、本格的な写真表現を目指すハイアマチュア向けに設計されています。高性能で使いやすい機能が多く搭載されており、幅広い撮影シーンで活躍します。
EOS 70Dの特徴の一つは、有効画素数約2020万画素の高精細CMOSセンサーを搭載していることです。このセンサーにより、細部まで鮮明で美しい写真を撮影することができます。また、画像処理エンジンには「DIGIC 5+」が採用されており、高速かつ高品質な画像処理が可能です。これにより、動きの速い被写体でも滑らかに撮影できます。
さらに、EOS 70Dでは「デュアルピクセルCMOS AF」という新しいオートフォーカス技術が導入されています。この技術により、ライブビュー撮影や動画撮影時のピント合わせが非常に速くなり、スムーズな操作が可能です。特に動いている被写体を捉える際に、その効果を実感できます。
連写性能も優れており、1秒間に最大7コマの連続撮影が可能です。これにより、スポーツや動物など、一瞬の動きを逃さず撮影することができます。また、ISO感度は常用で12800まで対応しており、暗い場所でもノイズを抑えた明るい写真を撮ることができます。
動画撮影機能も充実しており、フルハイビジョン(1920×1080)の高画質動画を記録することができます。これに加えてWi-Fi機能も搭載されているため、撮影した写真や動画をその場でスマートフォンやパソコンへ転送することができ、とても便利です。
EOS 70Dはまた、多彩なオートフォーカスモードや露出設定など、細かい調整が可能で、自分好みの写真表現を追求することができます。さらに、タッチパネル式の液晶モニターを採用しており、直感的な操作が可能です。この液晶モニターは可動式であるため、自撮りやローアングル・ハイアングルでの撮影も簡単に行えます。
写真性能
有効画素数が約2020万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載しており、これにより高精細な写真を撮影することができます。この画素数は、同じ中級機であるEOS 60Dの1800万画素から大幅に向上しており、フルサイズ機に匹敵するレベルです。そのため、細部まで鮮明な写真を楽しむことができます。
また、画像処理エンジンには「DIGIC 5+」が採用されており、高速かつ高品質な画像処理が可能です。このエンジンの進化により、ISO感度も常用で12800(拡張時25600)まで対応しており、暗い場所でもノイズを抑えたクリアな写真が撮影できます。特に夜景や室内撮影で、その性能を実感できるでしょう。
連写性能も優れており、1秒間に最大7コマの高速連写が可能です。これにより、動きの速い被写体やスポーツシーンなどでも決定的な瞬間を逃さず撮影できます。この連写速度は、前モデルEOS 60Dの5.3コマ/秒から大幅に向上しています。
さらに、EOS 70Dの目玉機能である「デュアルピクセルCMOS AF」は、ライブビュー撮影時のオートフォーカス速度を劇的に改善しました。この技術は、各画素が位相差AFセンサーとしても機能する仕組みで、従来のコントラストAF方式と比べて非常にスムーズかつ高速なピント合わせを実現しています。そのため、ライブビューや動画撮影時でもストレスなく操作することができます。
ファインダー性能も向上しており、視野率は98%と広くなり、AF測距点は9点から19点へと増加しました。全測距点がクロスセンサー対応となっているため、被写体へのピント合わせがより正確になっています。また、「1点AF」「ゾーンAF」「19点自動選択AF」など、多様なフォーカスモードから選べるため、さまざまなシーンで活躍します。
動画性能
このカメラは、動画撮影において非常に優れた機能を持っています。特に「Dual Pixel CMOS AF」という新しいオートフォーカスシステムが搭載されており、これにより動画撮影中のピント合わせが非常に速く、正確です。この機能は、動いている被写体をスムーズに追尾することができ、初心者でも簡単に高品質な動画を撮影できます。また、タッチスクリーンを使って画面上でピントを調整することも可能です。これにより、被写体の切り替えもスムーズで直感的に行えます。
解像度はフルHD(1920×1080)で、30p/25p/24pのフレームレートに対応しています。また、HD(1280×720)では60p/50pまで対応しており、動きの速いシーンやスローモーション動画の撮影にも適しています。さらに、SD(640×480)の解像度も選択可能で、用途に応じた撮影設定ができます。
録音機能についても充実しており、内蔵ステレオマイクだけでなく外部マイク端子も装備されています。録音レベルの調整や風切り音軽減機能なども搭載されているため、音質にもこだわった動画制作が可能です。また、タイムコードやビデオスナップ機能なども備えており、編集作業を考慮した設計になっています。
ただし、このカメラは4K撮影には対応していないため、高解像度の動画を求める場合には別のモデルを検討する必要があります。また、外部レコーダーを使用したHDMI出力には制限があり、本格的なプロ仕様の撮影には向かない点もあります。それでも家庭用や趣味の範囲では十分な性能を発揮します。
操作性
EOS 70Dは、操作性が高いことで多くのユーザーに評価されています。まず、背面のバリアングル式液晶モニターは、上下左右に自由に動かせるため、様々な角度から撮影する際に便利です。この液晶モニターはタッチパネルにも対応しており、直感的な操作が可能です。例えば、画面をタッチしてピントを合わせたり、メニューを簡単に選んだりすることができます。この機能は、特に低い位置での撮影や商品撮影などで役立ちます。
また、EOS 70Dは「デュアルピクセルCMOS AF」という技術を搭載しており、ライブビュー撮影時でも素早くピントを合わせることができます。これにより、ライブビューでの撮影が快適になり、一眼レフとミラーレスカメラを使い分ける必要がなくなる場合もあります。さらに、ファインダー撮影時には19点のAFセンサーが動作し、動く被写体にも素早く対応します。このようなAF性能の高さは、動きの速い被写体を撮影する際にも安心感があります。
操作レスポンスも非常にスムーズです。シャッターボタンを押してから実際に写真が撮れるまでのタイムラグが短く、連写性能も優れています(最高で1秒間に7枚)。また、メニュー画面やクイックメニューの操作も素早く反応し、ストレスなく使うことができます。
ボタン配置についても工夫されています。再生や設定変更など、多くの操作を右手だけで行えるよう設計されており、片手でカメラを持ちながらでも簡単に調整できます。ただし、一部のカスタム設定項目は他モデルと比べて少ないため、自分好みに細かく設定したい方には物足りない場合もあるかもしれません。
オートフォーカス・AF
EOS 70DのAFシステムは、19点のAF測距点を備えています。この19点すべてがクロスタイプ測距点で、高い精度でピントを合わせることができます。これらの測距点を使い、3つのAFエリア選択モードが利用可能です。「1点AF」では、任意の1つの測距点を選んでピントを合わせます。「ゾーンAF」では、5つのゾーンに分けたエリア内でピントを合わせます。そして、「19点自動選択AF」では、すべての測距点を使ってカメラが自動的にピントを調整します。
また、EOS 70Dには「デュアルピクセルCMOS AF」という技術が搭載されています。これはライブビュー撮影や動画撮影時に特に効果的で、スムーズかつ高速なピント合わせが可能です。この技術により、動いている被写体でも滑らかに追従しながらピントを合わせることができます。
AFモードには、「ワンショットAF」「AIフォーカスAF」「AIサーボAF」の3種類があります。「ワンショットAF」は静止している被写体向けで、一度ピントを合わせると固定されます。「AIフォーカスAF」は静止と動きの両方に対応し、自動的にモードを切り替えます。「AIサーボAF」は動いている被写体向けで、常にピントを追従します。
さらに、ファインダー内でAFフレームを自由に選択することもできます。これにより、構図や被写体に応じて最適な測距点やゾーンを選ぶことが可能です。ポートレート撮影では目にピントを合わせるため、「1点AF」で中央以外の測距点を選ぶことが多いです。
連射
EOS 70Dでは、高速連続撮影モードを使用することで、1秒間に約7コマの連写が可能です。また、低速連続撮影モードでは、1秒間に約3コマの連写ができます。この性能により、動きの速い被写体やスポーツシーンなどでも瞬間を逃さず撮影することができます。
連写を行う際には、シャッターボタンを押し続けることで連続して撮影できます。ただし、設定や条件によっては連写がうまく動作しない場合があります。例えば、内蔵ストロボを使用すると連写ができなくなるため、ストロボの使用を避ける必要があります。また、シャッタースピードが遅い設定になっていると連写速度が低下する場合もあります。
撮影モードによっても連写の可否が異なります。例えば、スポーツモードでは自動的に連写が有効になりますが、他のモード(AvやTvなど)では「DRIVEモード」を手動で設定する必要があります。また、「静音連射」など特定の設定も可能です。
バッテリー・電池の持ち
EOS 70Dは、バッテリーパックLP-E6を使用します。このバッテリーは、写真撮影と動画撮影で異なる持ち時間があります。ファインダーを使った写真撮影では、常温(23℃)で約920枚、低温(0℃)では約850枚の撮影が可能です。一方、ライブビューを使った撮影では、常温で約210枚、低温では約200枚撮影できます。
動画撮影の場合は、フル充電の状態で常温・低温ともに約1時間20分の連続撮影が可能です。
バッテリーの性能は使用環境や設定によって変わることがあります。特に動画撮影やライブビュー使用時は電力消費が大きくなるため、予備バッテリーを用意することをおすすめします。また、ACアダプターを使用すれば電源を直接供給できるため、長時間の使用に便利です。
口コミ・評判・レビュー
このカメラは、前モデルEOS 60Dから大幅に進化し、多機能かつ使いやすい仕様となっています。
まず、EOS 70Dの特徴的なポイントとして「デュアルピクセルCMOS AF」が挙げられます。この技術により、ライブビュー撮影時のオートフォーカス(AF)が非常に速く、スムーズになりました。これまでライブビュー撮影が苦手だった一眼レフカメラの弱点を大きく改善し、ポートレートやスナップ撮影にも十分対応できる性能を持っています。また、背面にはバリアングル液晶モニターが搭載されており、ローアングルやハイアングルでの撮影が簡単で、タッチパネル操作も可能なため、直感的な操作が可能です。
画質については、有効画素数約2020万画素のセンサーと「DIGIC 5+」画像処理エンジンを採用しており、高精細でノイズの少ない写真が撮れると評判です。また、ISO感度も常用12800(拡張時25600)と高感度性能が向上しており、暗い場所でもきれいな写真を撮ることができます。連写速度も毎秒7コマと速く、動きのある被写体にも対応可能です。
一方で、一部のユーザーからは操作性やボタン配置に関する意見もあります。例えば、高級機種と比べるとボタンの質感や配置に物足りなさを感じる人もいるようです。また、カスタム設定の登録数が少ない点や光学ファインダーの視野率が約98%である点なども指摘されています。ただし、多くのユーザーはこれらを大きな欠点とは捉えず、「価格と性能のバランスが良い」と評価しています。
さらに、このカメラは動画性能にも優れており、滑らかなAF駆動や高画質な映像が撮れるため、動画撮影を楽しむユーザーにも人気があります。またバッテリー持ちも良好で、長時間の撮影にも対応できる点が評価されています。
どんな人におすすめ?
ポートレート撮影を楽しみたい方には最適です。このカメラは高画質な写真が撮れるだけでなく、被写体の顔や目にピントを合わせやすい「顔+追尾優先AF」機能が搭載されています。また、背景を大きくぼかす撮影も得意で、人物を際立たせた写真を簡単に撮ることができます。
動画撮影にも興味がある方には特におすすめです。EOS 70Dは「デュアルピクセルCMOS AF」という技術を採用しており、ライブビューでのオートフォーカス速度が非常に速く、スムーズな動画撮影が可能です。これにより、動きのある被写体を追いかける撮影もストレスなく行えます。
さらに、バリアングル液晶モニターとタッチ操作対応の便利さも魅力です。これにより、ローアングルやハイアングルでの撮影が簡単になり、風景や商品撮影などでも活躍します。初心者でも直感的に操作できるため、初めて一眼レフを使う方にも安心です。
また、高速連写性能(最大7コマ/秒)や19点のオートフォーカス測距点など動きの速い被写体にも対応できる機能が充実しているため、スポーツやペットの撮影にも向いています。
価格も後継機種と比べて手頃になっており、一眼レフカメラで本格的な写真や動画を始めたい方にはコストパフォーマンスの良い選択肢と言えます。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS70D ボディ ブラック EOS70D