- スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、バッテリー・電池の持ち、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 90D ボディー EOS90D
『Canon EOS 90D EOS90D』スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、バッテリー・電池の持ち、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
- スペック
- 特徴・機能
- 写真性能
- 動画性能
- オートフォーカス・AF
- 連射
- バッテリー
- 口コミ・評判・レビュー
- どんな人におすすめ?
スペック
- メーカーはキヤノンです。
- 品番はEOS 90Dです。
特徴・機能
Canon EOS 90Dは、2019年に発売されたデジタル一眼レフカメラで、主に中級者から上級者向けのモデルです。このカメラの特徴は、高画質と高速性能を兼ね備えていることです。
まず、このカメラには約3,250万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーが搭載されています。このセンサーは、従来の同クラスのカメラよりも高い解像度を持ち、細かい部分まで鮮明に撮影することができます。また、撮影した画像を拡大したりトリミングしたりしても、画質が劣化しにくいという利点があります。
映像エンジンには「DIGIC 8」が採用されており、高速で高品質な画像処理が可能です。このエンジンのおかげで、暗い場所でもノイズを抑えたクリアな写真を撮ることができます。さらに、高感度耐性も向上しており、夜景や室内撮影にも適しています。
EOS 90Dのもう一つの大きな魅力は、高速連写機能です。光学ファインダーを使用した場合、1秒間に約10コマの連写が可能です。これにより、スポーツや動物など動きの速い被写体でも瞬間を逃さず捉えることができます。また、「オールクロス45点AFセンサー」を搭載しているため、広範囲で正確にピントを合わせることができる点も優れています。
さらに、このカメラは顔認識機能「EOS iTR AF」を備えており、被写体の顔を検知して追尾することができます。これにより、人や動く被写体でも高精度でピントを合わせることが可能です。また、「瞳AF」機能も搭載されており、ライブビュー撮影時には被写体の瞳にフォーカスを合わせることで、ポートレート撮影にも適しています。
動画撮影にも対応しており、4K動画をクロップなしで記録することができます。これにより、広い画角で高精細な映像を撮影することが可能です。また、フルHDでは120fpsのハイスピード撮影にも対応しているため、滑らかなスローモーション動画も作成できます。
操作性については、新しいマルチコントローラーが搭載されており、直感的な操作が可能です。また、防塵・防滴設計が施されているため、アウトドアや悪天候下でも安心して使用できます。
写真性能
このカメラは、約3250万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載しており、高解像度で細かいディテールまで鮮明に撮影できます。また、DIGIC 8という最新の映像エンジンを採用しているため、画像処理が高速で、ノイズを抑えた美しい写真を撮影することが可能です。
連写性能も優れており、光学ファインダー使用時には最高で毎秒10コマの高速連写ができます。この性能は、スポーツや動物など動きの速い被写体を撮影する際に非常に役立ちます。さらに、JPEG形式では最大57枚まで連続撮影が可能で、高画素カメラとしては驚くべき連続撮影能力です。
オートフォーカス機能も充実しており、「デュアルピクセルCMOS AF」によってライブビュー撮影時でも高速かつ正確にピントを合わせることができます。特に「瞳AF」機能は、被写体の瞳を自動で検出しフォーカスを合わせるため、人物撮影に最適です。また、「EOS iTR AF」により被写体の顔を追尾することも可能で、動きのあるシーンでもシャープな写真が撮れます。
さらに、このカメラは視野率100%の光学ファインダーを搭載しており、フレーミング時に被写体を正確に確認することができます。これにより、構図をしっかりと決めたい場合でも安心して撮影できます。
動画性能
EOS 90Dは、動画撮影において4K解像度(3840×2160)の撮影が可能です。4K動画はフルHDの約4倍の解像度を持ち、非常に高精細な映像を記録できます。また、4K動画の1フレームを切り出して、約830万画素の静止画として保存することもできます。この機能は、動画から特定の瞬間を写真として残したい場合に便利です。
フレームレートは、4Kで30fps(1秒間に30コマ)、フルHDでは最大60fpsまで対応しています。これにより、スムーズな動きの映像を撮影することができます。また、タイムラプス動画では4KとフルHDの両方で撮影が可能です。記録形式はMP4で、扱いやすい仕様になっています。
EOS 90Dにはバリアングル液晶が搭載されており、自撮りや低い位置からの撮影が簡単です。この液晶画面はYouTuberやVloggerなど、自分自身を撮影する人にとって非常に便利です。また、「瞳AF」という機能もあり、人物の瞳を追尾してピントを合わせることができます。この機能は動き回る被写体でも正確なフォーカスを保つため、ポートレートや動きのあるシーンで役立ちます。
さらに、EOS 90Dでは「クロップモード」を使うことで、より高解像度で細かな描写が可能になります。クロップモードではセンサーの一部を使用して撮影するため、画角が少し狭くなりますが、その分解像度が向上し、シャープな映像を得られるという特徴があります。
操作性
このカメラは、使いやすさと便利さを兼ね備えた設計が特徴です。EOS 80Dから引き継いだ馴染みのあるボタン配置やグリップの形状に加え、新しい機能も搭載されています。これにより、初心者から上級者まで幅広いユーザーが快適に操作できるようになっています。
まず、スティック型マルチコントローラーが追加されました。このコントローラーは上下左右だけでなく斜め方向の操作にも対応しており、AFフレームの選択や移動がスムーズに行えます。ただし、初期設定では「AFフレームダイレクト選択」がオフになっているため、カスタマイズで有効にする必要があります。この点を調整すれば、特にサーボAF動作中の操作が非常に快適になります。
また、背面には大きなサブダイヤルとジョイスティック式のマルチコントローラーが配置されています。この2つのコントローラーはAF測距点の切り替えなどに使用でき、慣れた方を選んで使うことができます。これにより、異なる機種から乗り換えたユーザーでもスムーズに操作を習得できます。
さらに、タッチパネル式の液晶画面はレスポンスが良く、直感的な操作が可能です。この画面を使えば、メニュー設定やライブビュー撮影時の操作が簡単になります。特にライブビュー撮影では、AF性能と相まって快適な撮影体験を提供します。
一方で、操作性についていくつか注意点もあります。例えば、サブ電子ダイヤルが小さいため、露出設定時に親指で位置を探してしまうことがあります。また、一部の設定(ホワイトバランスなど)がボタンから削除されているため、それを頻繁に変更するユーザーには少し不便かもしれません。
オートフォーカス・AF
EOS 90Dは、ファインダー撮影とライブビュー撮影の両方で高性能なオートフォーカスを備えています。ファインダー撮影では、専用のAFセンサーによるTTL二次結像位相差検出方式を採用しており、最大45点のクロス測距点を利用できます。この測距点は、使用するレンズによって変動しますが、中央の測距点はF2.8対応のデュアルクロス測距が可能です。また、AFエリア選択モードとしてスポット1点AF、1点AF、ゾーンAF、ラージゾーンAF、自動選択AFが利用でき、被写体に応じた柔軟な設定が可能です。
ライブビュー撮影では、「デュアルピクセルCMOS AF方式」を採用しています。この方式では、最大5481ポジションからフォーカスポイントを選択でき、自動選択時には最大143分割のエリアでAFが作動します。また、「顔+追尾優先AF」や「瞳AF」にも対応しており、人物撮影時に特に便利です。さらに、測距輝度範囲はEV-5~18(F1.2レンズ使用時)と広く、暗い場所でも正確なピント合わせが可能です。
EOS 90DのサーボAF(動体追従AF)は特に強化されており、被写体認識や追従性能が向上しています。遠くの小さな被写体でも正確に認識し、動きに合わせてスムーズに追従します。また、連写性能も向上しており、サーボAF時には7コマ/秒の連写が可能です。
さらにカスタム機能を使うことで、被写体追従特性や速度変化への対応などを細かく調整できます。これにより、スポーツや動物など動きの激しい被写体にも対応しやすくなっています。
連射
このカメラは、光学ファインダーを使用した撮影時に、AF(オートフォーカス)とAE(自動露出)を追従しながら、最高で約10コマ/秒の連写が可能です。また、ライブビュー撮影時にはさらに速く、最高約11コマ/秒の連写速度を実現しています。
連続撮影可能枚数については、JPEGラージ/ファイン設定で約57枚、RAW設定で約24枚、C-RAW設定で約39枚まで撮影できます。また、RAWとJPEGを同時に記録する場合でも、それぞれの設定で十分な持続性を持っています。これにより、スポーツや動物など動きの速い被写体を撮影する際にも快適に対応できます。
さらに、このカメラはAPS-Cサイズのセンサーを搭載しており、高画質と高速連写を両立しています。特に動体撮影に強く、動く被写体もしっかり捉えることができます。EOS 90Dは、中級者向けながらもプロフェッショナルな性能を備えたモデルと言えます。
バッテリー・電池の持ち
静止画撮影の場合、ファインダーを使用して常温(23℃)で撮影すると約1860枚の写真が撮れます。一方、ライブビューを使用した場合は約510枚となります。低温(0℃)では、それぞれ約1850枚と約500枚と少し短くなります。
動画撮影では、常温でフルHD画質(29.97fps)の設定時に約210分の連続撮影が可能です。低温環境ではやや伸びて約230分となります。ただし、これらの数値は目安であり、実際のバッテリー持ちは設定や使用状況によって変わります。
また、バッテリーは充電を繰り返すことで徐々に性能が低下するため、長期間使用する場合は予備バッテリーを用意することがおすすめです。特に長時間の撮影や重要なシーンでは、予備があると安心です。
口コミ・評判・レビュー
このカメラの最大の特徴は、有効3250万画素のAPS-Cセンサーを搭載していることです。この高画素数により、大きなサイズで印刷したり、画像を拡大しても画質が劣化しにくいという利点があります。また、DIGIC 8エンジンを採用しており、高感度性能が向上しているため、暗い場所でもノイズを抑えた撮影が可能です。さらに、10コマ/秒の高速連写や4K動画撮影機能も備えており、動きの速い被写体や動画撮影にも対応できます。
操作性についても好評で、ジョイスティックや八方向マルチコントローラーが搭載されており、AFポイントの切り替えが簡単に行えます。この機能は上級機種で採用されていたものですが、EOS 90Dにも搭載されている点が評価されています。また、タッチパネル式の液晶モニターは反応が良く、直感的な操作が可能です。
一方で、いくつかの欠点も指摘されています。例えば、本体の重さが約701gと少し重めであるため、長時間持ち歩くには負担になる場合があります。また、高画素数を活かすためには高性能なレンズが必要ですが、それに対応するレンズが少ないという声もあります。さらに、シングルカードスロット仕様である点や、ファインダーとライブビューで仕様が異なる点も一部ユーザーから不満として挙げられています。
どんな人におすすめ?
初心者にとっては、クリエイティブアシスト機能や流し撮りアシスト機能など、撮影をサポートする機能が充実している点が魅力です。これらの機能を使えば、オートモードでも簡単に背景をぼかしたり明るさを調整したりして、自分のイメージ通りの写真が撮れます。また、画質が非常に高く、スマートフォンやエントリーモデルのカメラでは得られない美しい写真を撮影できるので、「もっと良い写真を撮りたい」と考える初心者にもぴったりです。
中級者には、高速連写や3250万画素の高解像度センサーが魅力的です。特にスポーツや動きのある被写体を撮影する際には、その性能を存分に発揮します。さらに、防塵防滴仕様や視野率100%の光学ファインダーも備えており、本格的なカメラとして十分な機能を持っています。
上級者にとっては、サブ機としての利用が考えられます。APS-Cセンサーによる焦点距離の伸びや軽量さは、フルサイズカメラでは得られない利便性を提供します。また、高速連写性能やISO感度の高さなど、フルサイズ機に劣らない機能も備えているため、サブ機として十分な性能です。
特にスポーツや動物など動きの速い被写体を撮影する方にはおすすめです。EOS iTR AF(顔認識AF)や広範囲の測距点によって、動く被写体にも正確にピントを合わせることができます。これにより、スムーズでストレスの少ない撮影が可能になります。
一方で、カメラ自体が少し重めであることから、長時間持ち歩く用途には向いていない場合もあります。しかし、それ以上に得られる画質や操作性の良さが、このカメラの大きな魅力と言えるでしょう。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 90D ボディー EOS90D