- スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、バッテリー・電池の持ち、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII ボディ
カメラ『Canon EOS 5D MarkII』スペック、特徴・機能、写真性能、動画性能、操作性、オートフォーカス・AF、連射、バッテリー・電池の持ち、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
- スペック
- 特徴・機能
- 写真性能
- 動画性能
- オートフォーカス・AF
- 連射
- バッテリー
- 口コミ・評判・レビュー
- どんな人におすすめ?
スペック
- メーカー: キヤノン
- 品番: EOS 5D Mark II
特徴・機能
Canon EOS 5D Mark IIは、2008年に発売されたデジタル一眼レフカメラで、多くの優れた特徴を持っています。このカメラは、約2110万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載しており、高精細な写真を撮影することができます。このセンサーは、光を効率よく取り込むための工夫がされており、画質の向上とノイズの低減を実現しています。また、常用ISO感度は100から6400まで対応しており、暗い場所でもクリアな写真が撮れます。さらに、ISO感度は拡張設定で最大25600まで設定可能です。
画像処理エンジンには「DIGIC 4」を採用しており、高速かつ高品質な画像処理が可能です。このエンジンにより、高感度撮影時のノイズを抑えつつ、美しい色合いと細部まで鮮明な描写を実現しています。また、連続撮影速度は約3.9コマ/秒で、動きのある被写体もスムーズに捉えることができます。
EOS 5D Mark IIは、動画撮影機能も充実しています。フルHD(1920×1080)の高画質動画を撮影できるため、写真だけでなく映像制作にも適しています。この機能は当時としては画期的で、多くの映像クリエイターから支持を受けました。
オートフォーカス(AF)機能も優秀で、9点AFに加えて6点のアシスト測距点を備えています。特に中央測距点は高精度で、動きの速い被写体でも正確にピントを合わせることができます。また、ライブビュー撮影機能も搭載しており、液晶画面を見ながら構図やピントを調整することが可能です。
このカメラは操作性にも優れており、多彩な撮影モードやカスタマイズ機能が用意されています。初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応した設計となっています。さらに、バッテリー寿命が長く、省電力設計も施されているため、長時間の撮影にも適しています。
写真性能
このカメラは、有効画素数約2110万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載しており、非常に高い解像度を実現しています。このセンサーは、光を効率よく取り込む設計がされており、細部まで鮮明な写真を撮影することができます。また、DIGIC 4という画像エンジンが搭載されており、大容量データでもスムーズに処理できるため、快適な撮影体験が可能です。
ISO感度は100から6400までの範囲で設定でき、拡張すればISO 50から25600相当まで対応可能です。この広い感度範囲により、暗い場所でもノイズを抑えたクリアな写真が撮れます。特に、高感度時のノイズ低減性能が向上しており、夜景や室内撮影など幅広いシーンで活躍します。
連写性能については、1秒間に約3.9コマの連続撮影が可能で、JPEGでは最大310枚まで連続で記録できます。RAW形式では14枚、RAW+JPEGでは8枚まで対応しており、動きのある被写体も快適に撮影できます。ただし、この連写速度はプロ向けのモデルと比べると控えめですが、多くのシーンで十分な性能といえます。
また、このカメラはダイナミックレンジが広く、明るい部分から暗い部分まで豊かな階調表現が可能です。これにより、風景写真やポートレートでも自然で美しい仕上がりになります。さらに、新しい技術によってセンサーの集光効率が向上し、高画素と高感度を両立しています。
動画性能
このカメラは、フルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラで、動画撮影機能が大きな特徴です。特に、1920×1080ピクセルのフルHD画質での動画撮影が可能で、プロの映像制作にも対応できる性能を持っています。
動画はH.264形式で記録され、音声はリニアPCM形式で保存されます。ビットレートは平均して39~43Mbps程度と高く、映像のクオリティが非常に優れています。撮影時間については、4GBのカードを使用した場合、フルHD画質で約12分間の録画が可能です。ただし、ファイルサイズが4GBに達するか、29分59秒を超えると自動的に録画が停止します。
EOS 5D Mark IIでは、マニュアル露出での動画撮影にも対応しています。これにより、ISO感度、シャッター速度、絞り値を自由に設定することができます。ISO感度は100~6400(拡張設定で12800まで)、シャッター速度は1/30秒から1/4000秒まで設定可能です。また、多様なEFレンズを使用できるため、表現の幅が広がります。
さらに、このカメラではライブビュー機能を使いながら動画撮影ができます。液晶モニターに映像を表示しながら撮影できるため、構図やピント調整がしやすくなっています。ただし、手ブレを防ぐためには三脚の使用が推奨されます。また、高速書き込み対応のメモリーカード(8MB/秒以上)を使用する必要があります。書き込み速度が遅いカードを使うと、動画が正常に記録されない場合があります。
操作性
このカメラは、EOSシリーズ特有の統一感ある操作性が特徴で、非常に扱いやすいと評判です。ボタンやダイヤルの配置が工夫されており、撮影中に素早く設定を変更できるようになっています。例えば、カメラ背面にあるマルチコントローラーやサブ電子ダイヤルを使うことで、露出やフォーカスポイントの調整が簡単に行えます。このような直感的な操作性により、初心者から上級者まで幅広いユーザーが快適に使うことができます。
また、モードダイヤルはカメラ左肩に配置されており、M(マニュアル)、Tv(シャッター優先)、Av(絞り優先)、P(プログラム)などの撮影モードを簡単に切り替えることができます。さらに、「クリエイティブ全自動モード」という初心者向けの設定もあり、背景をぼかすかくっきりさせるかを直感的に選べる便利な機能も搭載されています。
ライブビュー撮影では10倍拡大モードが利用でき、ピント合わせが非常に正確に行えます。この機能は特にマニュアルフォーカスを使用する際に役立ちます。また、シャッターボタン半押しでのオートフォーカス動作を無効化し、専用ボタンでAFを操作するカスタマイズも可能です。これにより、置きピン撮影など特定の撮影スタイルにも柔軟に対応できます。
オートフォーカス・AF
このカメラのオートフォーカス(AF)は、TTL二次結像位相差検出方式を採用しています。この方式は、高速で正確にピントを合わせることができる仕組みです。AFの測距点は9点あり、さらに6つのアシスト測距点も備えています。これにより、幅広いエリアで被写体にピントを合わせることが可能です。測距できる明るさの範囲は、EV-0.5から18までで、暗い場所でも比較的良好に動作します。
AFモードには3つの種類があります。「ワンショットAF」は静止している被写体に適しており、シャッターボタンを半押しすることでピントを固定します。「AIサーボAF」は動いている被写体を追尾しながらピントを合わせ続けるモードです。また、「AIフォーカスAF」は被写体の動きに応じて自動的に「ワンショットAF」と「AIサーボAF」を切り替えます。
さらに、ライブビュー撮影時には「クイックモード」と「ライブモード」が使えます。「クイックモード」では通常の位相差検出方式でピントを合わせますが、「ライブモード」ではコントラスト検出方式を使用します。このため、静止画だけでなく動画撮影時にも柔軟に対応できます。
また、AFフレームの選択も簡単です。カメラの操作ボタンで特定の測距点を選ぶことができ、自動選択と任意選択を切り替えることも可能です。このような機能は、撮影者が狙った部分に正確にピントを合わせる助けとなります。
連射
このカメラは、1秒間に約3.9コマの連写が可能です。この速度は、現在の高速連写が可能なカメラと比べると控えめですが、一般的な撮影には十分な性能です。
また、JPEG形式で撮影する場合、約78枚まで連続して撮影できます。このため、動きの速い被写体を連続して撮影する際にもある程度対応できます。ただし、高速連写を求める場面では物足りなく感じることもあります。
バッテリー・電池の持ち
このカメラでは、バッテリーパックLP-E6を使用します。フル充電の状態で、通常の撮影環境(常温:約23℃)では約1000枚以上の撮影が可能とされています。一方、低温環境(0℃)ではバッテリー性能が落ち、撮影可能枚数が減少することがあります。
また、動画撮影の場合は、常温で約1時間30分、低温で約1時間20分程度の連続撮影が可能です。この数値は、液晶モニターの使用頻度や設定によっても変動します。
ただし、使用頻度や充電回数によってバッテリーの劣化が進むため、長期間使用した場合には持ち時間が短くなることがあります。例えば、週に何度も撮影して頻繁に充電を繰り返すと、1年程度で劣化が進むケースも報告されています。
バッテリー寿命を延ばすためには、純正バッテリーを使用することや、高温環境を避けて保管することが推奨されています。また、満充電の状態で長期間放置しないことや、完全に使い切る前に充電することも重要です。
口コミ・評判・レビュー
多くのユーザーから高い評価を受けています。特に画質の良さや操作性、デザインなどが評価ポイントとして挙げられています。
まず、画質についてですが、約2110万画素のフルサイズCMOSセンサーとDIGIC 4画像エンジンを搭載しており、非常に繊細で透明感のある描写が可能です。特に風景やポートレート撮影では、その色の深みや階調表現が際立つとの声が多くあります。また、高感度性能も良好で、ISO3200までならノイズが気にならないという意見も見られます。ただし、最新機種と比べると高感度耐性は劣るため、暗所撮影では工夫が必要な場合があります。
デザイン面では、伝統的なEOSシリーズのスタイリッシュな外観が好評です。金属製のボディは頑丈で、防塵防滴仕様も備えているため、過酷な環境でも安心して使用できるとのことです。一方で、重量があるため携帯性にはやや難がありますが、その分ホールド感は非常に良いとされています。
操作性についても多くのユーザーが満足しており、メニュー設定やボタン配置が直感的で使いやすいと評価されています。また、ファインダーは広くて見やすく、特にマニュアルフォーカス時に便利だという意見があります。一方で、内蔵ストロボがない点を不便に感じる人もいますが、その分視野率を確保しているため、多くのユーザーは納得しているようです。
さらに、このカメラは動画撮影機能も優れており、フルHD動画を撮影できる点が当時としては画期的でした。これにより、一眼レフカメラとして写真だけでなく動画制作にも活用できる幅広い可能性を持っています。
一方で、一部のユーザーからはシャッター音が大きいことやCFカードスロット部分の作りに不満を感じる声もあります。それでも、「往年の名機」として現在でも中古市場で人気があり、多くの写真愛好家から支持されています。
どんな人におすすめ?
Canon EOS 5D Mark IIは、写真撮影を本格的に楽しみたい方や、プロとして活動している方に特におすすめのカメラです。このカメラは、約2110万画素の高解像度と35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載しており、美しい写真を撮影することができます。風景写真やポートレートなど、繊細な質感を表現する撮影に向いています。
また、高感度性能とノイズ低減技術が優れており、暗い場所でもクリアな写真が撮れるため、夜景や室内撮影にも適しています。広告写真や自然写真など、幅広いジャンルで活躍できる万能なカメラです。
さらに、ファインダーが見やすく、操作性も良いため、長時間の撮影や屋外での使用にも適しています。バッテリーの持ちも良く、旅行やイベントなどでたくさん撮影したい方にも便利です。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII ボディ